伊野尾くんのあのこと

 

 

 

注:この記事は私のお腹の底のほうにあったモヤモヤを晴らすためだけに書いてるので、矛盾の指摘や反論などはお控えください。1度も自己中にならない人間なんてないでしょう

 

 

 

 

 

先日高校時代の友人に久しぶりに会った。みんな集まれば近況報告になるもんだけど、私なんかオタ活しかやってないから敢えて話すようなこともなく。そしたら、「伊野尾くん最近テレビでよく見るよね〜」「うちの両親も伊野尾くんいいって言ってるよ〜」って周りが言ってくれて。めざましメレンゲ効果すごいなーと改めて感じ、それと自担の名前言うと通じることに感動。でもホクホク気分でいたらだんだん雲行きが怪しくなっていった。

 

「最近週刊誌にとられたよね?」

 

あーはいはい、やっぱそうなりますよね知ってますよね。こういうのストレートに投げつけてくる感じ、オタクと一般人の感覚の違いなのかしら。でもこれくらいなんとでも返せる。当たり障りなく、びっくりしたよ〜とか言ってたけど、次の言葉に耳を疑った。

 

 

 

 

 

「めざましでもさ〜、謝罪とか一切なかったよね。」

 

 

 

 

頭が真っ白になった。

 

 

 

私は、というかジャニオタという人たちは、今までいくつものジャニタレによるスキャンダルを見てきた。スキャンダルのほとんどは熱愛沙汰である。写真を撮られたものから噂話レベル、大小様々なものがあった。そういったものに関してタレント本人もしくは事務所が動く件はあまりなかった。無言を貫く、という対応。それがあの事務所のやり方だというのは私たちジャニオタの中では、まあ当たり前のことだ。

 

だからジャニオタじゃない人に、謝罪がどうのとか言われた時は、正直意味がわからなかった。こういうのって、まさにどっかのゲスの人が言ってた、「誰に謝ればいいの?」ってやつ。ファンのみなさん?関係者、スタッフのみなさん?スポンサーの方々?はたまた、世間のみなさま?

そして1番疑問に思ったこと。

彼のスキャンダルは公に謝罪が必要なほど誰かに迷惑をかけたのか?

少なくとも私は彼に迷惑をかけられたとは思っていない。

 

 

 

 

 

例の記事が出ることがTwitterで回ってきたのは発売日の前日、仕事中だった。今年は絶対載るとは予想してたし、先に最悪の想像をしておけばそれ以上に悪いことなんて起こらないだろうと予防線を張っておいた。だがそれはやはり突然にやってきた。私は強がりだから、動揺してるのを悟られたくないから、気にしてませんよ風に振る舞った。偶然にもその時期に休みを取って帰省を予定していた私はそれから1週間ほど実家に帰った。週刊誌は地元の本屋で立ち読みした。めざましも見なかった。もちろん広島のライブにも行っていない。Twitterでいろんな情報だけが交錯していた。実家といういつもと違う環境にいた私には、全て別世界での出来事のようだった。ただ1週間もすれば報道も騒ぎも一段落し、私が東京に戻ってきた時にはいつも通りの日常が待っていた。あのことは、全部夢だったのかな?って本気で思った。

 

 

 

でもやっぱり夢じゃなかった。痛いほど痛感した。10月の横アリでのコンサート。私が見た伊野尾くんはどう考えてもおかしかった。笑わない、ふざけない、1人で楽しくなっちゃわない、そしてメンバーを見ない…最後の総括で楽しかったって言ってたけど、それ嘘だよね?伊野尾くんが楽しくないコンサートは私も楽しくない。記事の内容の真偽はさておき、記事が出てしまった事が本当だったことを、私はやっとその時認めたような気がする。

 

 

 

 

 

「アイドル戦国時代」とちょっと前に言われていたけれど、そこから察するにも今”職業 アイドル”という子達がかなりたくさん存在する。特に48Gの出現により爆発的に増えた女子アイドル。そしてアイドルの増加に比例するように、“アイドルのスキャンダル”もたくさん報道されるようになった気がする。私は男女問わずアイドルを応援する上で、

「アイドルに処女性を求めてはいけない」

をモットーにしている。彼ら彼女らはアイドルであると同時に私たちと同じ人間だ。自分の人生を歩む権利がある。オタクの幻想を押しつけてはいけない。

ただし、これは私の持論だが、逆にアイドルには隠す義務がある。アイドルは自分自身が商品なのだから、自分に傷が付くことは見せてはいけない。見せかけでいいからアイドルは潔白でなければならない。綺麗な自分で夢を与えているのだから。

両者がこれを守ることでアイドルとファンの関係は成り立っていると思う。絶対ではないけれど、これがお互いの優しさ、思いやりなのではないか、と。だから私は伊野尾くんとそんな関係でいたかった。

 

 

 

でも今回の一件で私の持論は脆くも崩れ去った。ただの綺麗事だった。処女性を求めてはいけないことはわかってるけど、伊野尾くんには綺麗であってほしかった。隠しきってほしかった。無傷のアイドルでいてほしかった。アイドルは夢を与えてくれる。伊野尾くんは私の夢だ。だけど同時に、彼は私の現実でもあるのだ。

 

 

 

 

 

私は結局友人とのその会話をうやむやにして終わらせた。ショックが大きすぎて。でもその後に友人は、「でも撮られてもテレビでよく見るのは変わらないよね〜」と言っていた。「撮られたのも人気の証拠だよ」とも。彼は今推されの順番が回ってきている。そこで結果も出し続けている。Hey!Say!JUMP、9人もいるんだから、もうそろそろ他のメンバーに順番が回っても良い頃だ。正直私は伊野尾くんが1番目立つのは嫌だ。だからまた後ろに下がってもいいと思ってるし、後ろでも彼は大丈夫だろうとも思っている。ただ、もう前に出ても後ろに下がってもスキャンダルの話はついて回るだろう。自分の蒔いた種だから、彼にはがんばって乗り越えて欲しい。でも気持ちを入れ替えたような態度は見たくないから、今まで通りに飄々とマイペースにいてほしい。

 

 

結局私は強欲なオタクだ。でも求めるだけじゃいけないから。彼を支えられるオタクになれるように努力しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあお金払うことしかできないんだけどね!!!!!